■作者：田中頼章　[たなか・らいしょう]

 

■略歴：
師・森寛斎　川端玉章

慶応4年島根県生まれ　名・大治郎　初号・豊文

16歳の時長州の萩に赴き、森寛斎に師事

明治35年上京し川端玉章の門に入る

当時日本美術協会に出品「楼閣山水」銅牌

明治37年「山居水住」銀牌を授与せられ出世作となる

文展第2回「鳴瀧」3等賞に入り、爾後文展、帝展に連年入賞し帝展第5回に於て審査員に就任

巽画会審査員・日本画会評議員・帝展審査員

川端画学校教授　文展特選

昭和15年73才没

 

■本紙：絹本・肉筆

 

■寸法：総丈/210×65ｃｍ　本紙/125.5×50.5ｃｍ

 

■状態：共箱　　軸先・象牙

 

■コメント：

 

古い裂地を使用し新しく表装仕立て直しをしています。（表装済）

 

状態良好です。

 

明治35年上京し川端玉章の門に入った頃の作品と思われます。

箱書きは明治38年晩秋になります。