■作者：森寛斎　[もり・かんさい]

 

■略歴：

師・森徹山

文化11年山口県生まれ

長州・萩藩士の子として生まれる

本姓・石田　幼名は幸吉のち尚太郎,字は子容

天保2年大坂に出て森徹山に入門し円山派の絵を学びのち徹山の養子となる

安政2年御所造営に参加し揮毫

幕末には絵師としての立場を隠れ蓑に、長州藩の品川弥二郎らと命を賭して国事に奔走する

維新後は京都で画業に専念し京都画壇を代表する立場となり帝室技芸員となる

明治時代、今応挙と呼ばれ、正当な円山派の画風を継承し、また南画表現も自らのものとした

明治27年没

 

■本紙：紙本・肉筆

 

■寸法：総丈/196×58.5ｃｍ　本紙/127×54.5ｃｍ

 

■状態：桐箱（古）　　軸先・象牙

 

■コメント：

 

近年表装仕立直しがおこなわれています。

 

経年によるよごれが作品全体にあり、表装にわずかなの反りとわずかなオレが下部にあり、箱によごれとイタミがありますので画像をご参照下さい。

 

鑑賞時は気にならない程度でお掛け頂ける状態です。