■作者：尾竹竹坡　 [おだけ・ちくは]

■略歴：
師・小堀鞆音　川端玉章
明治11年新潟県生まれ　本名.染吉
尾竹越堂の弟,尾竹国観の兄
4歳で南宗派の笹田雲石に学び、竹坡の雅号を受ける
明治24年富山に移り、生活の為に売薬版画の下絵や新聞挿画を描く
明治29年上京して川端玉章に入門
明治40年第1回文展に入選
明治42年第3回文展三等賞
大正8年尾竹一門で八華会結成
昭和11年59歳没

■本紙：絹本・肉筆

■寸法：総丈/205×54.5ｃｍ　本紙/125×41ｃｍ

■状態：共箱　　軸先・骨

■コメント：
元の中廻しの裂地を使い、新しく表装仕立て直しをしています。（表装済）

花弁にわずかな顔料落ちがあり、作品全体に経年によるよごれがあります。

菊の花弁・葉が味わい深いタッチで表現されています。

秋の床の間を彩り下さい。